仕組みで売れる体制づくり「営業の成約達人」の仕組みの作り方-第355話 営業で生成AI(ChatGPT等)を使う時に押さえておいて欲しい考え方
「今後の営業活動において、生成AIの活用は必須ですか?」
今年に入ってから、このような質問をよく受けます。
この答えに対しては、「必須です、特に営業の中途採用や若手育成を考えているのであれば、避けて通れないですね」と答えています。
そして、続けて次の質問も必ず行っています。
「ところで、貴社では、生成AIを使う時にどのような考え方を大事にしていますか?」
この質問をすると、ほとんどの方が目を白黒しています。(よって、最近はこのような質問はしないようにしています)
というのも、多くの方が、生成AIをどの場面でどのように使うのかということだけに興味を持っているからだと肌感覚で感じています。
でも、当社では、「生成AIをどのように使うのか」というよりも、「生成AIを使う時にどのような考え方を持っているのか」の方が大事であると考えています。
考え方80%、やり方20%のウェイト比です。
これは、あくまでも当社の考えですので、他の書籍やWEB情報等には載っていないかと思います。
もし、「生成AIを使う上で考え方も大事だよね」ということに共感していただければ、あなたの会社で生成AIを使う時に大事にして欲しい考え方を3つほど言語化することをお勧めいたします。
そこで、当社が生成AIを使う上で、大事にしている考え方を以下の図にまとめましたので、公開いたします。
これは、実際に生成AIを使わないと、この考え方は理解できないかもしれませんが、この考え方を軸にして生成AIを使うのと、この考え方を持たずに生成AIを使うのとでは、生成AIの効果は全く違ってくるからです。
少し補足をしていきます。
考え方の1の「生成AIの回答の精度は50%」というのは、生成AIを100%信用するのではなく、それを土台として次のステップの考える材料として使うということです。
生成AIは凄いということを妄信してしまうと、生成AIを使えないベテラン社員を若手社員が小馬鹿にする社風が根付き、ベテラン社員は、自分の威厳を保つために生成AIを使わないようなルール作りをしてしまうからです。(ベテラン社員の自分たちが仕事をしやすいルールにしてしまいたいからです)
生成AIの回答の精度は50%ではなく、もっと高いというのが実感ですが、あえて50%にすることで、妄信をしないという考えを定着させることが狙いになります。
この考え方1が根付くと、考え方2を定着化していきます。
これは、生成AIを使うことで若手社員とベテラン社員の経験を融合させる狙いがあります。
生成AIで作り出したアウトプットの精度は50%という考え方を持っていれば、それを土台にして改善という次のステップが生まれます。
多くの会社では、生成AIに90%以上の正答率を求めて、質問・指示のプロンプトの作成等に力を入れたりしますが、一番早い答えの求め方は、生成AIが導き出した答えにベテラン社員の経験を融合させて方が良いものができるということです。
案外、ここが盲点になっています。
生成AIには、色々な着眼点で、体系的かつ網羅的に瞬時にアウトプットをしてくれますが、一歩踏み込んだ具体事例等は乏しいというのは言わざるを得ません。
そこは、経験値豊富なベテランの知恵を借りるということです。
生成AIを上手く使っている会社は、生成AIとベテラン社員の経験を融合させるということを行っています。
生成AIが上手く使えていない会社は、ベテラン社員の経験値を疎かにして、生成AIの回答の精度を高めることだけにお金と人力を投資しています。
中小企業においては、スピードは欠かせません。生成AIを使う時にベテラン社員の経験と融合させることが上手くできれば、営業現場で即使える生成AIに生まれ変わりますが、ここが上手くいかないと、一般論を表記する生成AI活用だけで終わってしまいます。
ここ理解できるでしょうか。当社ではこの考え方の2をもの凄く大事にして、組織に浸透するようにしていただいています。
そして、最後に考え方の3の「0→1にする時に力を発揮する」になります。
0→1とは、今までなかったものを創り出すということです。例えば、〇〇業界に〇〇の悩みと願望を持った新規顧客にメールDMの文章を作った経験がなく、参考資料もなく、はじめてメールDMの文章を作る感じです。
人間が一番作業時間を要するのが0→1になります。言葉に置きかえると改革です。ないものを生み出す感じです。
改革と対比すものとして、すでにあるもの(1)をもっと良いもの(2以上)にバージョンアップすることが改善になります。
0→1の改革と1→2以上の改善には、大きな違いがあります。
それは、0→1には1→2以上より、考えるという時間が多く含まれ、忙しい時ほど人間の心理として0→1に取り組むことは面倒くさいというものが働きます。
ただ、上司に対して面倒くさいという言葉は言えないので、忙しいので先送りしているという言葉で濁すことになります。
緊急ではないが重要な仕事が進まないというのは、この心理が大きく働いていることが大きな要因のひとつだからです。
改善は、既に出来上がった1がありますので、それを基に部分変更していくだけなので、改革よりも多くの考える時間は必要ありません。(ケースによっては考える時間を要する改善もあります)
そこで、この改革のスピードアップにAIを活用するということになります。当然、改善にもAIは大きな効果をもたらします。
そして、考え方の3に基づいて0→1ができれば、考え方1と考え方の2を持っていれば、ベテラン社員の知恵を借りて1を2以上に改善することになります。
ベテラン社員に0→1をお願いすると考える時間が必要になるため嫌がられますが、1を2以上に改善する事はベテラン社員の経験値で対応できるので、アウトプットのスピードは高まります。
このことから、営業活動において0→1を作る場面で、生成AIをどのように使うのか、あるいは改善において網羅的に着眼点を付与するためにどの場面で生成AIを使うのかが明確になれば、生成AIの活用のスピードは高まります。(特に0→1の場面で生成AIは効果を発揮します)
ただ、生成AIを使う時の考え方が定着せずに、生成AIをどのように使うのかばかりに意識が向いている限り生成AIに振り回されてしまいます。
あなたの会社では生成AIは上手く使いこなせているでしょうか。
追伸)生成AIを使う際は、セキュリティの観点から無料ではなく有料版を使用していただきたいですが、まずは生成AIを触ってどのように使えるのかを試したい場合は、以下のサイトを紹介しておきますので、上手く活用してください。
AI検索は、結構使えます。あるいは、昔SWOT分析からクロスSWOT分析の戦略立案等をホワイトボード等を使って実施したことがある会社であれば、最低でも半日ほど時間を要していたかと思いますが、生成AIで0→1にする時間が10分で終了しますので、そこから50分の議論を追加するだけで、外部専門家が参加したようなアウトプットができあがります。
AI検索
・ジェンスパーク→ https://www.genspark.ai/
・Felo→ https://felo.ai/ja/search
無料で使える生成AI
・リートン→ https://wrtn.jp/
・チャットハブ→グーグルクロムの拡張機能を追加
動画をマインドマップ化
・マピファイ→ https://mapify.so/ja/app/new
(無料は10個までですが、ユーチューブ動画を3分で理解するのに役立ちます)
ZOOM会議の議事録作成
・tl;dv→ https://tldv.io/app/meetings
探せば他にまだありますが、無料で生成AIを触るには、上記のもので色々使えると思います。動画を自動言語変換できるAI(Hey Gen)もかなり進化しています。(無料で使ってみて、どれを有料で使うか検討してみてください)
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