仕組みで売れる体制づくり「営業の成約達人」の仕組みの作り方-第341話 営業戦略の分析手法はChatGPTを使えばコンサルタント等は不要ですか
「ChatGPTを使えば、コンサルタント等が不要になってくるのでは・・・」
最近、このような質問もよくいただきます。
というのは、コンサルティング会社が使う分析手法ツールがChatGPTを使うことで、最速のスピードで、それらしき回答を得ることができるからです。
ケースにもよりますが、半日以上の時間を所要していた、経営分析や経営戦略のアイデアのブレーンストーミングが30分もかからずに同等の答えを導き出すことができるからです。
若手の経営者であれば、ChatGPTを知識習得や疑問点解消のために使うのではなく、経営戦略のアイデア出しの壁打ちに使っていたりします。(特に欧米等ではこちらの使い方がメインになっていることを聞いています)
ホームページのセールスページ等もChatGPTのプロンプト(指示・命令文)が素晴らしければ、早い人で30分もかからずに作れたりします。
このような話を聞くと、経営コンサルタントやWEB制作会社が保有するある一定の知識については、代替えが可能であると言っても良いでしょう。
で、この有能なChatGPTのAIツールですが、ひとつだけ落とし穴があるように感じています。
これは、当社のクライアントに話している内容なので、少し言葉足らずな点もあるかもしれませんが、このような着眼点もあるのかという感じで、聞いていただければ嬉しいです。
ChatGPTの落とし穴を以下の図にまとめてみました。
言わんとすることは伝わっているでしょうか。
現状のAI等のコンピュータツールは、ステップ1とステップ3に強みを発揮するように感じています。(あくまでも当社での見解です、特にステップ1に強みを感じます)
ステップ2もそれらしき回答をもらうことはできるのですが、まだ、一般論の領域からは抜け出せていません。
このことから、このステップ2は人間にしかできない領域であるように考えています。(当然、AIが進化すればステップ2の精度がさらに高まる可能性はあります)
よって、ChatGPT等のAIツールを使いこなそうとすれば、ステップ2の場づくりが組織として機能しているかということが重要になります。
ただ、この考える場づくりという着眼点を持っている経営者は案外少ないように感じています。
どちらかというと、ChatGPT等のAIツールの使い方等の社員研修に力を入れていたりするからです。誤解のないようにして欲しいことは、ChatGPT等のAIツールの使い方等の社員研修が駄目であるということが言いたいのではありません。
一番伝えたいことは、ChatGPT等のAIツールが使えるようになっても、その後の、考える場づくりが組織として機能していなければ、どんなに素晴らしいAIツールが使えてもゴミと同じになるからです。
厳しい言葉ですがゴミです。
よって、ChatGPT等のAIツールが話題になればなるほど、当社のクライアントには、まだ安心してくださいということも伝えています。
というのは、AIツールの次のステップの考える場づくりが疎かになっている会社が多いように感じているからです。
逆に考える場づくりができている会社は、AIツールを上手く活用すると、作業等の大幅時間短縮が可能になり生産性は驚くほど高まります。
これは、営業管理システムにおいても同じことが言えます。考える場づくりが機能していない組織が、営業管理システムを導入すると、問題点の指摘だけで終わり、営業スタッフはダメ出ししかされないので、やる気はそがれ受動型の受け身の人間しか育成されない仕組みになっていたりします。
そして、これは当たり前すぎることなので話すことを少し躊躇(ちゅうちょ)しましたが、念のために公開することにします。
考える場づくりで押さえておいて欲しいことです。以下の図にまとめました。
「えっ、当たり前のこと・・・」と思われるかもしれませんが、ここも案外盲点になっています。
場づくりで大事なのは、その場にどのような人が集まっているかということです。
そう、場に集まっている人がどのような人かです。
少し変なことを言いますが、コンピュータ等のAIツールは場のエネルギーの力を発揮することはできません。
人間は、集まった人によって、場のエネルギーの力を発揮することができます。
この場のエネルギーとは、自分では思いもつかなかったアイデアや、新しい行動のヒント等がその場に形となって浮かんでくるということです。
何となく言わんとすることは伝わっているでしょうか。決して、オカルトのことを伝えているのではありません。いたってまじめな話です。
この場のエネルギーは、やらされ感の人が集まった時は、プラスの正の回転としては現れません。
どちらかというと、重たい感じの負の回転のエネルギーです。
分かりやすい例えで言うと、目標未達の人をつるし上げる感じの営業会議の場のエネルギーは、会議室に入った瞬間に重たい負のエネルギーを感じ、その会議では活発な意見はでることはなく、上司の叱咤激励の反省で終わり、ステップ3の行動計画もないので、違う意味で息が詰まる空気が流れています。
やってみよう感の能動型の人が集まれば、営業会議は未来についての発言が活発になっています。そして、営業会議はステップ3の行動計画まで必ず決まっています。
これは、営業会議等のオブザーブで入ることができれば、考える場づくりが機能しているかどうかは一発で見抜くことができます。
よって、当社のコンサルティングにおいては、仕組みを通じて、この考える場づくりを作ることをもの凄く大事にしています。
というのも、どんなに素晴らしいAIツールが開発されても、その会社に考える場づくりが機能していないと、AIツールは使いこなせないからです。
よって、「ChatGPTを使えば、コンサルタント等が不要になってくるのでは・・・」という質問をもらった時の当社の答えは次のようになります。
「現状分析や問題点把握がメインであれば、コンサルタントは不要になりますね、ただ、組織に考える場づくりを仕組みとして根付かせることにおいては、コンサルタントを活用する余地はあるかもしれません」
要は、ChatGPTのAIツールの使い方だけに焦点が当たり、考える場づくりが抜けていると中途半端の空回りが続くということです。
多分、この着眼点は、ChatGPTのAIツールの使い方の書籍には載っていないかもしれません。
そういう意味では、中小企業においては、ChatGPTのAIツールの勉強よりもまだやるべきことがあるのではということです。
あなたの会社では、考える場づくりは機能しているでしょうか。
そして、その場は、やらされ感ではなく、やってみよう感になっているでしょうか。
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